【第9回「CRIオンラインセミナー」開催概要】

・日　時：2021年2月15日（月）13：30～15：00（質疑応答含む）

・受講方法：Zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

・会　費：CRI会員3,000円　CRI非会員6,000円

第9回「CRIオンラインセミナー」開催案内 ※FAXでの参加申し込みはこちらから

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ローカル5Gの活用で「地域の課題」解決と「地方創生」に取り組む
秋田ケーブルテレビのDX戦略を聞く
―幼稚園の開設、高齢者支援、複合ビル買収・・・と、新たな“地域貢献策”で収益基盤の強化を実践―

講師：末廣　健二氏（株）秋田ケーブルテレビ　代表取締役社長

「5G」が作り出すニューノーマル時代
昨年３月から商用化を開始した「5G」（サービス）ですが、「コロナ禍」の影響を受け、世界的にも普及は足踏み状態にあります。しかしながら、ニューノーマル（New Normal）（これまでとは違った新しい生活様式）時代のキーテクノロジーとして期待されているのが「5G」（ローカル5Gも含めて）で、ニューノーマル時代のサービスの入り口となるのが「5Gスマホ」であると言われています。

「ローカル5G」に関しても、19年12月から「免許申請の受付」（28GHz帯）が始まっており、7局のケーブルテレビ事業者が免許を取得しています。また、20年12月には、新たに4.8GHz帯の「ローカル5G」の免許申請の受付が開始されており、「ローカル5G」の利便性が大幅に向上しています。

秋田ケーブルテレビ、スポーツや農業、テレワークなどDXに活用
そうした中で、秋田ケーブルテレビ（CNA）は20年10月に東北初の「ローカル5G」（28GHz帯）の免許を取得しており、「CNAアリーナ★あきた」（秋田市）、「秋田拠点センターALVE」（秋田市）、「秋田県立大学 大潟キャンパス フィールド教育研究センター」（大潟村）の3カ所に基地局を設置（CNAアリーナ★あきたと秋田県立大については、構築がほぼ完了）するとしています。

市民体育館の「CNAアリーナ★あきた」では、「ローカル5G」を活用し、4KカメラやAIカメラによる映像を遅延なく多数の観客のスマホやモニターに映し出し、高精細なマルチアングル映像を楽しめるようにする計画です。
イスラエルの企業が開発したAIカメラ（ピクセロット）は、円筒形の本体に4台のレンズが角度を変えて搭載されており、アリーナ会場の映像を自動で撮影し、クラウド上にアップする機能を備えている他、特定の人物や選手を追いかけるなど、室内競技の映像制作には最適な機材と言われています。

「CNAアリーナ★あきた」（秋田市立体育館の命名権を取得）をホームアリーナとする「Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツ」（秋田市）の試合中継を始め、様々なイベントで5Gを活用する計画で、将来は来場客がスマートフォンアプリで好きな角度から好きな選手のプレーを見られる仕組みを取り入れたい考えです。また、eスポーツや他のケーブル局と連携したパブリックビューイング等での活用も検討しています。

「秋田拠点センター（ALVE）」をテレワーク拠点に
JR秋田駅東口に直結する「秋田拠点センター」（ALVE）では、旧複合映画館の一部をテレワーク拠点に整備し、5つあるスクリーンのうち2つをシェアオフィスとし、ローカル5GやWi-Fi6による高速大容量サービスを提供する予定です。
テレワーク拠点（秋田拠点センターの民間棟）はCNAの子会社である「秋田新都心ビル」が運営を行うもので、360度映像のバーチャル会議室やVRトレーニングシステム等を整備し、21年1～2月にオープンを予定しています。

秋田県立大学（大潟キャンパス）でスマート農業を実践
大潟村に整備されている「秋田県立大学フィールド教育研究センター」では県立大と共同で作物の遠隔監視などスマート農業に活用する計画です。
降雪によって5G電波の伝送速度等がどの程度影響を受けるか、1～2年間検証する予定で、各家庭への引き込み線をケーブルから5Gに置き換えることができれば、工事費や修繕費を大幅に削減できる等、ローカル5Gを活用した産学官連携で大潟村全体のスマートシティ化も目指しています。

そこで、本年2月15日開催の第9回「CRIオンラインセミナー」では、
（株）秋田ケーブルテレビ　代表取締役社長の末廣　健二氏をゲストにお迎えし、ローカル5Gの活用で「地域の課題」解決と「地方創生」に取り組む秋田ケーブルテレビのDX戦略についてお聞きします。
また、「地域課題解決」の取り組みとしてスターとしている「ALL-A（高齢者の社会参加の継続・生涯活躍の機会を創出など、高齢者支援活動）の取り組みなども含め、「地域の課題解決にローカル5Gをどう活用するかの秋田モデル」について紹介をいただきます。

新年、明けましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
また、旧年中は、多大なるご尽力をいただき、心からお礼申し上げます。
本年も、皆様からの今までと変わらないご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、
皆様のご健勝とご発展を祈念いたしまして、年頭の挨拶と致します。