第26回「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2013」

ケーブルテレビ情報センター(CRI)では、毎年12月に「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」を実施しておりますが、今年度の「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2013」が以下の通り選出をされました

【受賞者】

高橋 孝之氏 ㈱中海テレビ放送 代表取締役専務

【受賞理由】毎朝7時のコミュニティチャンネルによる「ニュース番組」の制作を通して、地域におけるコミチャンの在り方を確立するなど、ケーブルテレビ業界の全国モデルとして活躍されました。

森  修一氏 ㈱ジュピターテレコム 代表取締役社長

【受賞理由】「J:COM電力」の立ち上げなど、ケーブルテレビの新たなサービスを確立した。またケーブルインターネットのキャラクター「ざっくう」(*ZAQ)の広報活動を通して、業界全体インターネットサービス)のサービス向上に貢献されました。

滝山 正夫氏 ㈱アニマックスブロードキャスト・ジャパン 代表取締役社長

【受賞理由】32年間にわたり、日本のアニメ文化を世界市場に紹介するなど「海外における日本のアニメ市場」の拡大に貢献されました。また、アニメ番組を通じて、ケーブルテレビの加入促進にも大きな役割を果たされました。

ケーブルマン2013受賞者

ケーブルマン2013受賞者

【 第26回「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2013」】

―記念講演会・贈呈式―

日 時:平成25年12月12日(木)

【特別講演】 15時00分~16時00分(プレスセンター10F ホール)

テーマ:情報流通革命と変貌する放送ビジネス
講 師:ITジャーナリスト 作家 佐々木 俊尚氏

略歴:毎日新聞社(社会部)出身。月刊アスキー編集部デスクを経て、現在に至る。
総務省「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」委員、他

佐々木氏

佐々木氏

【主な著書】

・『ネット未来地図-ポスト・グーグル時代』(文春新書)
・『グーグル-既存のビジネスを破壊する』(文春新書)
・雑誌・新聞、ネットにて「佐々木俊尚の未来地図レポート」連載中

【講演内容の概要】

情報の常識が、大きく変わろうとしている。
これまでのマスメディアを経由した情報流通が衰退に向かう一方で、インターネットを舞台にした、新しい情報の流れが生まれてきている。この情報流通の変革は、今後の放送サービスや企業のマーケティングにおける考え方を根底から変え、ビジネスの在り方も変えている。今後のメディアにとっての最大のサービスは、視聴者(オーディエンス/観客、聴衆)が求めるコンテンツを、それに合った正しい場所と時においてもたらすこと。つまりはキュレーション(造語:一般市民が求める、芸術、歴史、民族、産業、自然科学にかかわる情報の分析、提供を行う調査研究者のこと)機能が求められる。
合わせ、オーディエンス・セグメンテーション(放送効果をあげるために、視聴者の性・年齢・職業別などに区分けし、標的を絞ってその特性に応じた番組編成をしようとするマーケティング戦略)が大事であり、それがもっとも得意とするメディアがインターネットである。

今後のメディアにとっての最大のサービスは、視聴者(オーディエンス/観客、聴衆)が求めるコンテンツを、それに合った正しい場所と時においてもたらすこと。つまりはキュレーション(造語:一般市民が求める、芸術、歴史、民族、産業、自然科学にかかわる情報の分析、提供を行う調査研究者のこと)機能が求められる。
合わせ、オーディエンス・セグメンテーション(放送効果をあげるために、視聴者の性・年齢・職業別などに区分けし、標的を絞ってその特性に応じた番組編成をしようとするマーケティング戦略)が大事であり、それがもっとも得意とするメディアがインターネットである。

●検索社会の到来

ネットが普及しはじめた1990年代半ばに良く利用されていたのはディレクトリだ。さまざまなウェブの情報を手作業で分類し、「政治」「経済」「文化」「スポーツ」などといったジャンル別のツリー構造で紹介していく方法である。
1990年代のネット業界のエースだったヤフーはこのディレクトリを充実させ、人気を集めた。このころはまだウェブページの数が少なかったから、このようなやり方でも十分ウェブの世界全体を眺めることができた。
しかし「ビックデータ」時代に突入すると、自分の知りたい情報だけをピンポイントで探すような方向へと舵が切られ、検索エンジン時代が到来した。
1998年に登場したグーグルは検索エンジンにページランク技術を持ち込み、これが検索エンジンの精度を一気に高めた。そして現在は、検索の履歴(ライフログ)を解析し、「おそらくこの人は過去の行動履歴から見ればこういう情報を求めているのではないか?」というアルゴリズムで解析する方法が登場している。
そして将来は、「すべてはライフログのアルゴリズムによって解決される」ということになり、その人の興味対象や関心をライフログから収集解析し、その人にとっての最適なキュレーターを発見してあげるというシステムが開発されてくるだろう。

●急速するメディアの個人化

今後、メディアは個人化に向かう進歩が急速化するだろう。その代表がソーシャル化である。中でも、 “私に近い人びと”、“私にとって重要な人びと”に、何が起きているか?をいち早く知りたいと言うニーズの台頭である。
個人化されるものはコンテンツだけではない。広告も個人化される。
新しいメディアとして成功するためには、メディア会社は、データ企業である必要がある。なぜなら、個人化を支えるのは、正しい、大量の、そして最新のデータだからであり、データが、個人化を実現するためのツールであり、オーディエンスを喜ばせるための道筋も、データから得られる。
結局のところ、未来のメディアについて言えるのは、もはやコンテンツ先行ではなく、「初めに人(データ)ありき」ということだ。それは、メディアの性格の180度の転身を意味する。
結果、メディアは、「何を」ではなく、「誰に」が常に優先するサービス事業者にならざるを得ない。
以上が、特別講演の概要ですが、こうした対応は、放送(通信)事業を行うケーブルテレビ業界も同じであり、「何を」ではなく、「誰に」が優先するサービスに、おいては、双方向の通信環境の整備が急務であり、視聴者やユーザーの「属性」(データ)をどう収拾するかが大事だと指摘しています。

そこで、今回の特別講演会では、「情報流通革命と変貌する放送ビジネス」と題して、世界的に変貌する放送・通信事業者の潮流について講演をいただきました。

【贈呈式】 16時00分~17時00分
【懇親会】 17時00分~19時00分(プレスセンター10F レストランアラスカ)
【来賓者】 総務省、ケーブルテレビ連盟・CATV技術協会、衛星放送協会、他
【参加費】 CRI会員2万円(記念講演会1万円+懇親会費1万円)
非会員3万円(記念講演会2万円+懇親会費1万円)
【会 場】 (公社)日本記者クラブ(日比谷プレスセンターホール)
東京都千代田区内幸町2-2-1 03(3503)2721(代表)

Facebookページはこちらから
会員専用ページへ
CRIフォーラム参加申込みフォーム
セミナー・その他参加申込みフォーム

CRI災害情報部会